新型コロナの予防接種、10月17日に再開

投稿日: カテゴリー: 日刊メディアダイジェスト欧州レポート

政府は10月17日に新型コロナウイルスのワクチン接種キャンペーンを再開する。新たな変異株に対応するワクチンが投与される見込み。
対象となるのは、健康上のリスクが高い人(65才以上、子ども、疾患のある大人、妊婦など)と、健康上のリスクが高い人に接する機会がある人(医療スタッフを含む)。季節性インフルエンザの予防接種キャンペーンの開始にあわせて接種を行う。
この夏に新型コロナウイルスの感染は拡大する傾向にあり、高齢者施設(EHPAD)の入居者の間でも感染者は増えている。予防接種キャンペーンが10月17日からで間に合うのか疑問もある。その一方で、コロナウイルスはかなりの変異を遂げており、従来のワクチンの効力はある程度低下している。今秋には、ファイザー/ビオンテックやモデルナなど各社がオミクロンXBB.1.5に対応した新製品を投入する予定で、これらは現在主流となっているEG.5.1(通称エリス)にも効果があるものと期待されている。改良を経た新ワクチンが初めて使用される機会となる。