若手シェフのアントワーヌ・アレノ氏が事故死、ヤニック・アレノ氏の息子

投稿日: カテゴリー: 日刊メディアダイジェスト欧州レポート

著名シェフのヤニック・アレノ氏の息子で、若手シェフのアントワーヌ・アレノ氏が8日夜に事故死した。24才だった。
報道によると、アントワーヌ・アレノ氏はパリ7区でスクーターに乗っていた際に事故に遭った。信号待ちで停車していたところに、後方から来た自動車に追突され、即死した。事故を起こした車両は、その直前に盗難されていた高級車であり、高速で走行し、信号待ちをしていたタクシーとアレノ氏のスクーターの間をすり抜けようとしてまずタクシーにぶつかり、次いでスクーターと衝突した。運転していた25才の男性は歩いて逃亡しようとしたが、通りかかった非番の警察官に取り押さえられ、逮捕された。この男性は、パリ首都圏バルドワーズ県内で屋根職人を営み、犯罪歴があった。警察は過失致死の容疑で捜査を進めている。
死亡したアントワーヌ・アレノ氏の父親であるヤニック・アレノ氏は、2007年以来ミシュラン・ガイドの3つ星シェフで、エッフェル塔内のレストラン「ジュールベルヌ」などを手掛けている。アントワーヌ・アレノ氏は父と同じガストロノミーの道を進み、「バーガー・ペール&フィス・パル・アレノ」のシェフを務めていた。