英国、18分野についてCEマークの有効性を恒久化

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英国政府は8月1日、ビジネス・通商省の管轄下にある18分野について、欧州連合(EU)の基準に適合していることを表示するCEマークの有効性を恒久的に認めると発表した。これらの分野には、玩具、花火、プレジャーボート、簡易圧力容器、電磁両立性関連機器、非自動はかり、測定器具、エレベーター、爆発性雰囲気下で用いられる機器、無線機器、加圧機器、個人防護具、ガス機器、機械類、屋外用機器、エアロゾル、低電圧機器などが含まれる。これらの分野に含まれる製品に関して、英国企業は今後、英国のEU離脱後に新設されたUKCAマークかCEマークのいずれかを選択できることになる。今回発表された分野に含まれない医療器具や建設資材などの品目については、管轄の政府機関が決定を下すことになる。
英国のEU離脱に伴い、イングランド、ウェールズ、スコットランドにおいて販売される商品に関しては、2024年12月から、CEマークの代わりにUKCAマークが用いられることが予定されていた(北アイルランドでは、特別な合意によりCEマークの使用が認められた)。従って、英国とEUの両方で製品を販売するメーカーにとっては、両マークへの適合が必要となり、追加コストがかかるほか、両マークが時間と共に異なっていく恐れも指摘されていた。政府は産業界の声に応える形で、CEマークの使用継続を認めた。
英商工会議所(BCC)は、「CEマークの使用禁止により、企業にとって英国市場内でも大きな追加コストがかかる恐れがあった」と政府の決定に歓迎を表明した。