仏オンライン賭博監督機関ANJ、Solare対象の調査を開始

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オンライン賭博の仏監督機関ANJは、仏ベンチャー企業Solare(ソラーレ)が提供するNFTサッカーゲームを対象にした調査を開始した。ゲームがオンライン賭博に相当する可能性を調べる。9月初頭にANJがSolareの責任者と会合を開いて説明を求めるという。
Solareは2019年に設立。現在の企業評価額は42億ドルに上っている。選手カードはNFTの形でオークション取引され、世界で13万7000人がSolareのNFTカードを1枚以上保有している。ゲームはカードでチームを組んで行い、戦績は選手の実際の活躍にも連動する形で決まる。戦績に応じて報酬も得られる。
Solareは、オンライン賭博であるという理由で、スイス当局により2021年9月より、暫定的な禁止措置の対象となっている。英国当局も去る10月に調査を開始した。フランスでは、賭博の定義が、「部分的にせよ偶然に由来する報酬への期待を抱かせて、参加者に金銭的犠牲を求める」ことであると定められており、監督機関側は、選手の実際の活躍という偶然性に基づいている点を問題視している。Solare側は、NFTカードにそれ自体としての資産価値があり、「金銭的犠牲」を求めるものではないと主張している。