フランスでは数日来の猛暑で、大気汚染が悪化しており、パリ首都圏(イルドフランス地域圏)の大気汚染を監視するAirparifは、パリ首都圏のオゾン濃度が17日に基準値(180µg/m³)を上回るとの警告を発した。これを受けて、パリ警視庁は16日、オゾン汚染対策として時速制限措置を発表した。パリ首都圏の高速道路では、最高速度が時速130kmの区間では時速110kmへ、時速110kmの区間では90kmへ制限される。同時に自動車利用者に対して、外出時間を見直し、公共輸送機関を利用するなど、車の利用を控えるよう要請した。企業に対しては従業員の通勤について、テレワークの活用や、勤務時間の見直しなどを求めた。