マクロン大統領、2期目の就任式

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マクロン大統領は7日、大統領府において2期目の就任式を行った。450人程度が招待された。
シャルル・ドゴール将軍が1958年に開始した第5共和政の下で、再選を果たした大統領は、初就任時に大統領選挙を経ていない初代ドゴール大統領を除くと、ミッテラン(1988年)とシラク(2002年)に次いでマクロン大統領が3人目となった。就任式は必要最小限の内容となり、式典におけるマクロン大統領の挨拶も9分とごく短かった。大統領はこの際に、「より生きやすい地球を次世代に引き継ぐ」と約束。また、完全雇用の実現や、学校制度の改正による不平等対策、医療・健康のために絶え間なく努力する、などと言明したが、具体的な発表は一切なかった。
招待客のうち、マクロン大統領は、サルコジ元大統領にはことさらに親愛の情を示したが、オランド大統領とは握手をしたのみで、対応の違いを示した。マクロン大統領による新首相の指名は遅れており、13日の最終期限まで指名はなされない見通しとなっている。