「衛生パス」制限導入、鉄道や飲食店の対応は

「衛生パス」を用いた追加制限措置導入の初日となった9日には、パリ・モンパルナス駅でモデルケースの導入が行われ、ジェバリ運輸相が視察に訪れた。同駅では、高速鉄道(TGV)と「アンテルシテ」分類の長距離列車の乗客について、乗車前の確認が行われた。確認を経て青色のブレスレットが渡され、着用して乗車する。提示ができない人には、構内の薬局で無料にて検査を提供し、乗車券の払い戻しや変更にも応じる。運輸相によると、同日には対象の全列車の25%を対象に検査が行われるといい、同相は初日として上々の数字だと説明した。検査や確認は組織的には行われないが、同相は、規模からみて組織的な確認は難しいと正当化している。9日には、乗車から下車までの全段階を通じてまったく提示する機会はなかったとする証言も多く聞かれた。
飲食店ではテラス席も含めて衛生パスの提示と確認が義務化された。1週間の猶予期間が設定されていることもあり、店舗側の対応はまちまちだが、業界側は、客足が再び衰えると警戒しており、パスの所持などの確認をするのは飲食店の務めではないなどとして強く反発する向きもある。確認を怠った店舗には、1000ユーロの罰金、催告処分、場合により営業停止の処罰が下される。45日以内に3回を超える違反があった経営者には、処罰が禁固1年及び罰金9000ユーロまで引き上げられる。5回の違反からは法人への罰金額は4万5000ユーロとなる。