カステックス首相インタビュー:ワクチン接種加速など約束

カステックス首相は21日昼に民放テレビ局TF1のインタビューに応じて、新型コロナウイルス対策について説明した。同日午前にはマクロン大統領が関係者らを集めた対策会議を開いており、午後には衛生法案の国会審議も行われた。
カステックス首相は、デルタ株の感染が拡大する現状を「第4波」と形容。20日の新規感染確認数は1万8000人を超え、1週間で140%を超える増加を記録した。首相は、感染状況に応じて、県のレベルで、屋外でのマスク着用義務や、飲食店等の営業制限(23時の閉店義務付けなど)などの対策を導入すると予告した。9月の新学年においては、ワクチン接種をしていない生徒の登校禁止を導入する可能性を否定した上で、12-17才を対象とする学校でのワクチン接種キャンペーンを行うと予告した。飲食店において「衛生パス」の提示を義務付けるという導入予定の新制限について、飲食店側の義務は、「衛生パス」の確認のみとし、身分証の確認については義務付けない方針を示し、衛生パスが本人のものであるかどうかの確認は、警察が適宜行うと説明した。導入には8日間の猶予期間も設けると予告した。ワクチン接種については、1回目接種以上が完了している人の数を8月末までに4000万人とするとの目標は達成が確実になったとし、目標を引き上げ、同じ時までに5000万人とするとの新たな目標を掲げた。特に、50才以上で健康上のリスクのある人のうち300万人が未接種であることを指摘し、この層の人々に対して、接種に応じるよう特に呼びかけた。このほか、2回目接種まで完了した人については、濃厚接触者となっても隔離の対象から外す旨を予告した。
なお、21日付で、50人以上を受け入れる各種施設・会場において、「衛生パス」の提示を入場の条件とする新制限措置が施行された。映画館・劇場、美術館・博物館、イベント会場、競技場・スポーツ施設、遊園地などが対象となる。「衛生パス」は、2回目接種が終わり1週間が経過している者が取得できるが、それ以外では、48時間以内のPCR検査陰性が必要であり(過去に罹患した者も取得可能)、ワクチン接種を拒否する人は48時間ごとに検査が必要という不利益を被ることになる。

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