政府、新型コロナウイルス対策の追加措置を発表:3回目接種を全成人に

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ベラン保健相は25日、新型コロナウイルス対策の追加措置を発表した。ワクチン接種の加速などを決めた。
まず、ワクチンの3回目接種を、18才以上の全員を対象に実施する。27日より開始する。これまでは、3回目接種の対象者は、65才以上の人、基礎疾患のためにリスクがある人、免疫不全者、さらに、医療関係者等だった(3回接種終了が「衛生パス」の効力継続の条件となる者)。これが全成人に拡大される。さらに、2回目接種からの間隔は、これまでの「6ヵ月が経過後」が、「5ヵ月が経過後」に繰り上げられ、また、7ヵ月以内の接種が求められることになった。加えて、1月15日より、3回目接種が完了していない限り、「衛生パス」は効力が失われることになる。
「衛生パス」については、PCR検査又は抗原検査で陰性であれば、72時間以内なら「衛生パス」と同等の権利が認められることになっていたが、この期間は24時間以内に短縮される。この措置には、ワクチン接種を促す狙いが込められている。他方、「衛生パス」による制限が適用されている区域であっても、屋内であればすべて、今後はマスク着用が義務付けられる。また、クリスマス市のような屋外イベントについても、マスク着用を義務付ける権限が各県県庁に付与される。