労組CFDTのベルジェ前書記長、クレディミュチュエルでシンクタンクを指揮へ

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主要労組CFDTのローラン・ベルジェ前書記長が、大手銀行CMAF(クレディミュチュエル全国連合会)に入ることが決まった。新設の環境・気候シンクタンクを率いる。12日に発表された。
ベルジェ氏は54才。10年間に渡り改革派労組CFDTの書記長を務め、去る6月21日にマリリーズ・レオン氏(女性)に書記長職を譲り、退任していた。その去就が注目されていたが、本人は、「インパクトのある職」に就きたいとの希望を表明しており、今回、環境・気候問題に携わる職務に転職した。
クレディミュチュエルは共済型の金融機関で、地方金庫を統括するCMAFのテリ会長もCFDT出身と縁があった。新設のシンクタンクは、「クレディミュチュエル全国連合会研究所」との名称で、取締役会に直属の組織となる。ベルジェ氏は15日付で入社し、新組織の立ち上げを指揮する。研究所は、社内及び社外に鑑定力を提供し、クレディミュチュエルの豊富なデータを活用し、提言力のある調査・研究機関となることを目指す。