ルノー、LPG自動車の受注を中止

投稿日: カテゴリー: 欧州自動車・モビリティ情報

ルノー・グループは、LPG自動車の受注を一時中止することを余儀なくされた。サプライヤからの部品供給に支障が発生したことが理由だという。ガソリン価格が高騰する中で、フランスではLPG自動車の需要が増えているだけに、部品不足はルノー・グループにとりタイミングが悪い。
ルノー・グループのブランドでは、主力のルノーが「クリオ」と「キャプチャー」でLPG車バージョンを提供しており、また、低価格車ブランドのダチアが「サンデロ」「ダスター」「ジョガー」でECO-G(ガソリンとLPGのバイオフューエル)エンジンを搭載したバージョンを提供している。ルノーの両車種ではLPG車が販売に占める割合はそれほど大きくないが、ダチアのほうはECO-Gバージョンが販売の3割を占めるだけに、グループとしては、確保できる部品をダチアに優先的に回す模様。
なお、現状では「サンデロ」の受注は通常通りに続いている。また「クリオ」「キャプチャー」「ダスター」「ジョガー」をすでに注文済みの顧客に対しては、納車が最高で2ヶ月ほど遅れる見通しとなっている。

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