ルイヴィトン財団美術館、モロゾフ・コレクションの特別展を開催

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パリ・ブーローニュの森にあるルイヴィトン財団美術館で、「モロゾフ・コレクション 現代アートのアイコン」と題する特別展が開催される。9月21日の開幕セレモニーにはマクロン大統領夫妻が列席する。
モロゾフ兄弟は20世紀初頭に活躍したロシアの美術品収集家で、そのコレクションは現在、ロシアの主要美術館の所蔵品となっている。ルイヴィトン財団美術館は2016年にやはりロシアの美術品収集家だったシチューキンのコレクションの特別展を開催した実績があり、今回もロシア政府の協力を得て、画期的な特別展を実現した。
特別展では、47人の芸術家(うち17人がロシア人)の作品200点が展示される。ロシアの国立美術館であるプーシキン美術館(67点)、エルミタージュ美術館(65点)、トレチャコフ美術館(38点)が主に所蔵作品を貸与する。セザンヌの18点をはじめ、ゴーギャン、マチス、ピカソなど大物芸術家の作品がフランスに「里帰り」する。
一般公開は9月22日から2月22日まで。