ルノー、Cセグメント車の投入を加速

投稿日: カテゴリー: 欧州自動車・モビリティ情報

ルノーのセガル営業担当上級副社長は、同社が今後の事業戦略で重心を置くCセグメントについて、半年毎に新型車を投入すると予告した。3月に販売したSUVクーペ「アルカナ」はその皮切りで、すでに欧州で1万1000台の受注を達成したといい(その3分の1はフランスで記録)、当初の予想を上回る好調だという。また同氏は、E-TECHハイブリッドバージョンがアルカナの販売の3分の1を占めるとも予測している。なお、E-TECHはルノーのハイブリッドおよびプラグイン・ハイブリッド(PHEV)技術。セガル氏は、従来のルノーはBセグメントに偏りすぎていたと認めた上で、アルカナはCセグメントの制覇に向けた第一歩だと位置づけた。
6月にはさらに、「キャプチャー」のハイブリッドバージョン、「メガーヌ」のPHEVバージョン、「クリオ」のディーゼルバージョン(欧州排ガス規制「Euro 6D Full」適合)も発売され、同じく6月中のイベントでは、既存車種の「セニック」「カジャー」「タリスマン」「エスパス」などのプロモーションも展開される。これらの既存車種ではE-TECHバージョンは予定されていない。
なお、ルノーは2025年までにE-TECHを用いた14種類の新型車を投入することを計画しており、このうち7種類がCセグメントとなる見通し。