マクロン大統領、人気ユーチューバーを大統領府に迎えて対決

人気ユーチューバーのマックフライとカルリトは23日、大統領府を訪れてマクロン大統領を特別ゲストとして撮影した動画を公表した。36分余りの動画で、公表から数時間で300万回を超える視聴を達成した。
2人のユーチューバーは、昨年2月に大統領と賭けを行い、それに勝って今回の撮影を実現した。大統領は、感染予防措置の励行を訴える動画で1000万視聴を達成したら、2人を大統領府に迎えると約束していた。大統領はその約束を守り、今回発表の動画が撮影された。
動画では、2人の持ちネタの一つである「本当にあった話」対決を大統領との間で展開。相手が披露したエピソードの真贋を言い当てるという趣向で、大統領はこの際に、「私の手配で、エムバペがPSGからオランピック・マルセイユに移籍することが決まった」と述べて、エムバペに実際に電話するという渾身のネタも披露。もちろんエピソードは嘘で、相手方にも見破られていたが、最終スコアは4対4の引き分けとなった。対戦引き分けの賞品として、マックフライとカルリトは、7月14日の革命記念日の戦闘機パレードに同乗すると約束、大統領の方は、テレビ演説の機会に、2人の間抜けな写真を見えるように飾ると約束した。大統領府の庭園では、2人の手配でメタル・コミックバンドのUltra Vomitによるサプライズのミニコンサートも行われ、訪問に花を添えた。
1年後に大統領選挙を控えるマクロン大統領にとって、若年有権者層の取り込みは戦略的な課題であり、2人のユーチューバーとの一連のコラボもそのためのメディアキャンペーンの一環に位置づけられる。動画の視聴回数を見る限り、話題作りには成功した。