リヨン美術館、マティスの最後の作品を購入

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リヨン美術館はこの度、アンリ・マティス(1869-1954)が1951年に描いた最後の作品「黄色いドレスを着たカティア」を購入した。ピエール&タナ・マティス財団(ニューヨーク)から480万ユーロで購入。購入資金480万ユーロのうち410万ユーロは企業からのメセナにより確保し、50万ユーロは国が、20万ユーロはリヨン市が負担した。リヨン美術館は、マティス本人から寄贈された作品をはじめとして、充実したマティスのコレクションを擁している。
なお、リヨン美術館は新型コロナウイルス危機による長期間の休館を経て5月19日に再オープンする。この機会に美術館所蔵の20-21世紀コレクションの再配置に合わせて、今回購入したマティスの作品も並んで一般に公開される。