パリ五輪の立ち入り制限区域、通行証の申請が開始に

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政府は10日、パリ五輪の警備体制について発表した。立ち入り制限区域について説明した。
パリ五輪の警戒体制は、開幕直前の7月18日(木)から開幕式がある26日(金)までが特に厳しい。五輪(7月26日から8月11日まで)とパラリンピック(8月28日から9月8日まで)の期間中は、会場周辺に絞った警戒体制が適用される。立ち入り制限は、SILTと呼ばれるセーヌ川沿いの制限区域内(当局発表の地図だと灰色などで表示)で適用され、それよりも幅広な周辺地区(当局発表の地図だと赤色などで表示)においては、動力付き車両の乗り入れが禁止される。セーヌ川の橋の通行は、パリの中央に位置する多くの橋で禁止されるが、アンバリッド橋、シュリー橋、ノートルダム橋では通行証なしで往来が認められる。
制限区域への立ち入りと動力付き車両の乗り入れには、専用サイト(https://anticiperlesjeux.gouv.fr/)における申請を経てQRコード式の入域・通行証を取得する必要がある。受付は5月13日(月)より開始されるが、業者・企業向けサイト(https://www.joptimiz.green/)は、一足先に10日より運用が始まった。住民、SILT区域内の宿泊施設を利用する観光客や、区域内の物件を賃借する非居住者、区域内の商店等の経営者、区域内の企業の従業員等が申請の対象となる。立ち入りを正当化する書類(企業発行の証明書や住宅賃貸借契約書など)の提出が必要となる。制限地区の地図はパリ警視庁により公開されているが(https://www.prefecturedepolice.interieur.gouv.fr/la-securite-des-jeux-2024/des-jeux-securises-pour-tous/ceremonie-douverture-des-jo-2024-un-dispositif-de-securite-adapte-pour-garantir-la-securite-de-tous)、7月26日の開幕式当日に限ってはSILTがより幅広く設定されているので注意を要する。