サノフィ、ノババックスと提携:コロナ・インフルの混合ワクチンを開発へ

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仏製薬大手サノフィはこのほど、米ノババックス(Novavax)と提携合意を結んだ。新型コロナウイルスと季節性インフルエンザの混合ワクチンを共同で開発する。
サノフィは、新型コロナウイルスワクチンの開発で出遅れた。自前の開発を断念し、ノババックスが開発の非mRNAワクチンを、自社のインフルエンザワクチン(非mRNA)に統合して販売する方針に切り替えた。サノフィはまず5億ドルを支払い、次いで開発や許可取得、販売等のマイルストーン達成に応じて最大で7億ドルを追加で支払う。サノフィは、ノババックスが開発の新型コロナウイルスワクチンの世界販売権(別途提携合意があるインド、日本、韓国など除く)を獲得し、サノフィ自前のインフルエンザ・ワクチンとの混合ワクチンを開発する独占権を確保する。また、ノババックスが開発のアジュバント「Matrix-M」を使用する権利(非独占権)も獲得した。サノフィはノババックスの株式(5%未満)も取得する。
サノフィは2025年からノババックスの新型コロナウイルスワクチンの販売を開始する。続いて混合ワクチンの販売にも着手する計画。サノフィはノババックスに「2桁台」のライセンス料を支払う。混合ワクチンの開発と販売についてはサノフィが全面的な権限を有する。