仏弾道ミサイルM51.3、飛行試験が実施に

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仏兵器総局(DGA)は18日、弾道ミサイルM51.3の飛行試験を実施した。2年後の配備を予定する。
M51.3は、戦略原子力潜水艦(SNLE)に配備され、核弾頭を搭載する。M51の改良バージョンとして2014年に開発が開始された。射程距離は1万km程度まで引き上げられ、既存の防空システムをかいくぐることができる性能を備えているという。飛行試験は、南西地方にあるビスカロス試験場から海洋に向けて行われ、熱や赤外線による把捉に対抗する性能を評価する目的で行われた。機体の残骸は海軍の艦艇により回収された。
M51.3の開発は、アリアングループが請け負った。既に後継バージョンのM51.4の開発計画が検討段階にあり、今世紀後半に予想される技術開発の状況に適合したミサイルの開発が射程にある。