下院のインターネットサイトにサイバー攻撃、親ロシア勢力の犯行

投稿日: カテゴリー: 日刊メディアダイジェスト

下院のインターネットサイトが27日にDDOS攻撃を受け、接続不能に陥った。親ロシアのグループ「NoName057(16)」が同日にテレグラム上のチャンネルで犯行声明を出した。ウクライナに対するフランスの支援への反撃だと主張している。下院はこの件について、27日午後の時点で、ロシア方面からの攻撃であると確認することは今のところできないが、原因究明に鋭意努力中だと説明した。
これとは別にリール市役所を狙ったサイバー攻撃で、盗難されたデータの公開が27日に始まった。この犯行は、ランサムウェアによる攻撃を得意とするグループ「Royal」が3月初頭に公表しており、盗難したデータのうち、150GB強のファイル2件(合計305GB)がダークウェブ上で公開された。グループ側の発表によると、このデータは盗難されたデータの10%に過ぎないといい、データが犯罪に悪用される恐れがある。公開されたデータの内容はまだ確認されていない。