仏プールー・マスネ(酒造)、パンとロックフォールの新作蒸留酒を公表へ

投稿日: カテゴリー: 日刊メディアダイジェスト

仏プールー・マスネ(酒造)は、パンとロックフォール(ナチュラルチーズ)の香りをあしらった蒸留酒2種を開発した。同社は、ミシュラン・ガイド2023年版発表セレモニーの一環で、地元アルザス地方で5日に500人のシェフを集めた晩餐会を開くが、その際に公表する。
プールー・マスネは2014年にマスネ(アルザス)とプールー(フランシュコンテ)の合併により発足。年商は2500万ユーロ、従業員数は120人に上る。伝統的な製品からまったく離れた新境地の開拓を目指して、あえて珍しいフレーバーの開発に踏み切った。ヒツジ乳のアオカビチーズであるロックフォールの生産者組合とは開発段階から協力を得て、製品にロックフォールの名前を冠することを許された。生産者組合の側では、独特の風味があるロックフォールを輸出市場で知ってもらう切り口として、ロックフォール蒸留酒に期待を寄せている。プールー・マスネはこれらの蒸留酒を、主に食前酒のカクテルの材料として売り込む方針だが、デザートとの親和力を高めて、販路を広げることも狙っている。