RATP(パリ交通公団)の全労組が11月10日(木)に賃上げ、労働条件の改善、新規採用を求めてストを行う。メトロ、RER、バス、トラムの全てに大きな影響が出る。RATPでは、リモート就労の優先などを通じて、10日には極力利用を控えるよう呼びかけている。
メトロでは7路線が完全な運休(2、3bis、5、8、10、11、12)となり、7路線(3、4、6、7、7bis、9、13)ではラッシュ時(7-9時30分、16時30分-19時30分)のみ運行が確保される。自動運転の1号線と14号線は通常運行だが、利用客の殺到による混乱が見込まれる。RERについては、RATPが運行する路線(A、B)で、50%以下の運行となる。バスの運行状況は路線により大きく異なり、9日中に詳細な運行予想が発表される。トラムはT2(通常の2分の1以上)とT5(ラッシュ時のみ通常の50%の運行を確保)を除いて、ほぼ通常運行となる。
仏国鉄SNCFでは、ストを呼びかけているのが労組CGTのみであることから、影響は小さい見込み。