ルーブル美術館のマルティネーズ前館長、盗難美術品購入問題で容疑者に

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ルーブル美術館のジャンリュック・マルティネーズ前館長(58)が、盗難美術品の購入に加担した容疑で、予審開始通告を受けていたことが25日に報じられた。予審は、担当予審判事が起訴の是非を決めるために行う裁判上の手続き。前館長は、23日から25日まで勾留の上で取り調べを受け、予審開始通告と共に、当局の監視下の下で保釈されたという。
マルティネーズ氏は2013年から2021年にかけてルーブル美術館の館長を務めた。捜査は、ルーブル美術館アブダビが購入したエジプト美術品数点を対象としている。2011年の「アラブの春」の混乱に乗じて盗難の対象となった美術品が、美術商や鑑定家の協力を経て「洗浄」され、それをルーブル美術館アブダビが購入した疑いがもたれている。マルティネーズ氏は事件当時、ルーブル美術館アブダビの購入委員会の委員長を務めており、必要な確認作業を怠り、盗難品の購入に手を貸した責任を問われているという。