ルノー、韓国子会社の34%をジーリーに譲渡

投稿日: カテゴリー: 欧州自動車・モビリティ情報

ルノーは5月10日、韓国子会社RKM(Renault Korea Motors、ルノーサムスン自動車の新名称)の株式の34%を1億9600万ユーロで中国のジーリー(Geely、吉利)に譲渡した。ルノーはRKMの80%を保有していたが、譲渡後も53%を保持し、サムスンの出資率は20%から13%に低下する。
ルノーは2021年8月に中国と韓国における事業提携でジーリーと合意し、2022年1月には韓国での新型自動車の設計と生産に関する提携を発表していた。ジーリーによるRKMへの出資は、こうした提携の延長上で実現した。
RKMは、釜山工場で2024年から、ジーリーがスウェーデンで開発したプラットフォームを用いた新型車(内燃エンジン車とハイブリッド車)の生産を開始する予定。製品は主に韓国市場向けとなるが、ジーリーのアジア市場におけるノウハウを活用した輸出も視野に入れている。また韓国は米国と自由貿易協定を結んでいるので、米国向けの輸出も可能だとみられている。