制限措置が14日に解除へ:ワクチン・パスとマスク着用義務が原則解除

投稿日: カテゴリー: 日刊メディアダイジェスト欧州レポート

カステックス首相は3月3日、テレビインタビューに応じた機会に、新型コロナウイルス対策の制限措置の解除について発表した。14日(月)より、ワクチン・パスによる制限措置を中断し、マスク着用義務もほぼ全域で解除すると予告した。
マスク着用義務については、公共交通機関と医療機関を除く全域で解除する。現在は、ワクチン・パスの制限区域外の屋内においてマスク着用が義務付けられているが、14日からは、企業のオフィスや学校などを含めて、マスク着用義務が解除される。ワクチン・パスについては、医療機関(高齢者施設含む)における提示義務を除いて、適用が中断される。
カステックス首相は解除の理由として、集団的な努力と制限措置の成果で感染状況が改善したことを挙げた。ただし、1日当たりの感染確認数は3日に6万225人、集中治療室の入院患者数は2231人(98人減)と、改善には向かっているもののまだ高いことに変わりはない。