一部の制限措置、16日付で緩和

投稿日: カテゴリー: 日刊メディアダイジェスト欧州レポート

16日付で制限措置の新たな緩和が施行された。感染状況の改善を踏まえて、従来の予告通りの日程で緩和が施行された。
16日からは、ディスコ・ナイトクラブの営業が再開される(ワクチン・パスによる入場制限有)。18ヵ月ぶりの再開となる。このほか、バーなどを含めて、立ち飲み・立ち食いの禁止が解除される。スタジアムや映画館、さらに、列車車内等の飲食禁止措置も解除される。企業においては、従業員間の懇談の機会を禁止する措置が解除され、対面式の会議を開くことも認められる。リモートワークは引き続き「推奨」される。
政府はこれに続いて、28日(月)付で新たな緩和を予定している。ワクチン・パスによる制限区域においては、屋内におけるマスク着用の義務が解除される(公共交通機関では引き続き着用が義務)。ディスコ・ナイトクラブのダンスフロアにおけるマスクの着用は「推奨」となる。
足元で新型コロナウイルスの感染は顕著に減少している。現在は1日当たりの新規感染者数が13万3000人まで減少。まだ高い水準ではあるが、1月24日の36万人強と比べると大幅に減少している。アタル政府報道官は、ワクチン・パスの廃止の時期として、以前には4月初め頃という展望を示唆していたが、15日の記者会見では時期を示さず、病院の状況次第で決まるとのみ説明した。