非接触型決済を悪用の詐欺、消費者団体が警戒を呼びかけ

消費者団体UFCクショワジールは3日、非接触型決済を悪用した詐欺の事案に関する記事を掲載した。警戒を呼びかけた。
地方紙のミディ・リーブルが先月に報じたところによると、モンペリエ市内のトラムウェイ車両内で、非接触型決済を悪用した金銭詐取の被害が発生。詐欺団は2人から3人組で、車両内に乗り込み、乗客に接近し、乗客の気をそらせた上でクレジットカード付近に決済端末をかざして非接触型決済を実行するという手口だったという。非接触型決済は上限が50ユーロに設定されているが、実際の被害額は1人につき10ユーロ程度と比較的に小さい。被害に気付かれないように、少額を多数の人からかすめ取ることを狙っていると考えられる。
非接触型決済は、新型コロナウイルス危機を機に利用が増えた。当局の指導を受けて銀行側が上限額を50ユーロに引き上げたこともあり、利用が拡大した。この種の詐欺を実行するのは比較的に容易だが、事業者として登録しなければ決済端末を確保できず、端末経由で身元を特定され、発覚するリスクも大きい。UFCクショワジールは、銀行の口座明細をよく確認して、被害を見つけたら直ちに銀行に通知するよう勧告。銀行側は、顧客の側に重大な怠慢がある場合を除いて、返金に応じる義務があり、「重大な怠慢」が存在する場合も、それを挙証する責任は銀行側にある。

midilibre.fr 2021-06-03