高級ブランド大手3社、トレーサビリティ管理で協力

高級ブランド大手のLVMH(フランス)、プラダ(イタリア)、リシュモン(スイス)の3社はこのほど、製品のトレーサビリティ管理を目的とする非営利団体オーラ・ブロックチェーン(Aura Blockchain)を設立した。同業他社にも合流を呼びかける。
3社は2019年にこのプロジェクトに着手。ConsenSysとマイクロソフトの技術協力を得て、ブロックチェーンを利用した管理システムを構築した。原材料の各々の出所を完成品のレベルで参照可能で、顧客に対して、環境や人権問題、動物福祉等への配慮をアピールできる。製品の真正性の保証にもなり、偽造品対策にも貢献する。ブロックチェーンを用いて改ざんができない記録システムを構築した。また、メーカーにとっては、顧客との関係を構築し、顧客情報を第3者に渡さずに利用できるという利点もある。
3社の主力ブランドであるブルガリ、カルティエ、ウブロ、ルイヴィトン、プラダが既に利用を開始している。オーラ・ブロックチェーンは、3社が2人ずつの理事を派遣して運営される非営利団体で、「リーゾナブルな」料金(数量に応じて設定)で役務を提供する。他社の合流が得られたら、理事の派遣を認めてガバナンスをその度に改める。