チューリヒ空港のアナウンスから消えるフランス語

投稿日: カテゴリー: アライグマ編集長の日々雑感

スイスのチューリッヒ空港のアナウンスが英語とドイツ語のみに限定され、フランス語のアナウンスが廃止
されていることが独語紙のルポで取り上げられ、波紋を投じている。チューリッヒ空港はスイスで最も利用
者が多い最大の空港だが、「静かな空港」というコンセプトを打ち出して、アナウンスを英語以外は最も使
用頻度の高いドイツ語に絞ったという。なお、ジュネーブ空港では今でも英独仏語によるアナウンスを続け
ているそうだ。多言語国家であるスイスはドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語を公用語とし
ているが、国民の話者比率はドイツ語が62%と圧倒的で、フランス語が21%で続く。少数派であるフランス
語が、ドイツ語圏のチューリッヒ空港から消えたのは致し方ない気もするが、ちょっと寂しい。ひょっとし
て、斜陽のフランス語に対するイジメも入っているのではないか、と疑心暗鬼に駆られてしまいそうだ。