競馬の新たなエクスペリエンスを提供するベンチャー企業Eqwinが同名のアプリのサービスを6月30日に開始した。開始から1ヵ月でユーザー数は4500人を超え、これまでに8000件を超える取引がなされた。
Eqwinでは、実際の競走馬の持分をバーチャルに保有し、その売買を行うという形で取引が行われる。1頭の馬について、100枚の持分が発行される。持分の価額はその馬の実際の戦績によりリアルタイムで変動する。Eqwinは持分の取引を行う二次市場を運営。取引代金から10%の手数料を徴収して収入としており、その収入のうち1%は権利料として競馬主催団体に納付される。団体側とは1万頭の競走馬について契約を結んだ。
正式サービスの開始前に、1年間に渡りベータテストが行われたが、これには3000人近くが参加。15万件の取引がなされた。取引はユーロ建てで行うことができ、Eqwinでは、幅広い層に向けて、馬券とは違う観点から競馬の楽しさを体験してもらうことを目指している。Eqwinによると、ユーザーのうち1割は当業者、8割が競馬ファン、1割が初心者であるという。
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