集中豪雨と水不足

投稿日: カテゴリー: アライグマ編集長の日々雑感

フランスなどでは渇水の危機が懸念されているのに、イタリア北東部のエミリアロマーニャ州ではわずか36時間のうちになんと平年の半年分の降雨量を記録し、河川が氾濫して大洪水が発生した。14人が死亡し、数万人が避難を強いられた(22日の時点でも2万3000人が自宅に戻れない状況が続いている)。メローニ首相もG7サミットに出席するために訪れていた日本での滞在を急遽切り上げて帰国し、21日に被災地を訪問した。一方では雨が全く降らない日が何ヶ月も続き、他方では集中豪雨で多大な被害が発生するという極端な状況に、近年の我々は慣れっこになりつつあるが、だからといって、被災者の痛みが少しでも和らぐわけではない。不謹慎なことを言うのが趣味の筆者でも、イタリアの豪雨が羨ましいぐらいだ、などとはさすがに言えない。早い復旧を心から祈りたい。それにしても、天にはもう少し均等に雨を振り分けるという配慮を求めたいものだ。