マクロン仏大統領、ウクライナに対戦車戦闘に対応の装輪装甲車提供を約束

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マクロン仏大統領は4日にウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談を行った。両国は会談後に、フランスが対戦車任務を想定した装輪装甲車「AMX-10RC」をウクライナに提供すると発表した。
欧米諸国が戦闘能力の高い車両をウクライナに提供するのはこれが初めて。AMX-10RCは1981年に就役を開始し、フランス軍は現在、247台を保有している。ウクライナとロシアの両国はロシア製の戦車を保有して戦闘に投入しているが、「古いのは確かだが、高性能」(大統領府筋)の西欧の装甲車が投入されれば、戦況を変えることも期待できるという。供与の日程と台数については明らかにされていない。
フランスは同時に、兵員輸送用の装甲車「Acmat Bastion」もウクライナに提供する。これは10人乗りの装甲車で、機関銃を備えている。報道によれば10台が提供される。
フランスはこれまで、クロタル(ミサイル防空システム)とカエサル自走榴弾砲、ロケット弾などをウクライナに提供してきた。新たな供与でウクライナ支援の姿勢を再確認した。