政府、高校における数学再必修化を予告

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ンディアイ教育相は13日、数学教育の強化を目的とする一連の措置を予告した。特に、高校における数学の再必修化を2023年9月の新学年より適用すると予告した。
高校における数学の選択科目化は、マクロン第1次政権下でブランケル教育相が決めた措置で、2年生からの「専門コース」選択制の枠内で導入された。ただ、数学教育の後退と生徒の能力低下を問題視する声が上がり、評判は悪かった。マクロン大統領は再選に当たり再必修化を約束。2022年9月の新学年から、2年生で選択科目として提供されることに改められたが、必修化はされていなかった。2023年9月より、すべての生徒について、週に1時間30分の数学の授業が必修となる。教育相は、再必修化により400-425人の教員増強(フルタイム雇用換算)が必要になるが、数学教員の採用に困難はないと言明した。
教育相はこのほか、中学校においては、週に1時間30分の数学の授業を、進んだ生徒と遅れた生徒のそれぞれに提供すると予告。小学校においては、教員の能力向上を進める(算数の教授法習得の研修をすべての教員に受けさせる)と説明した。