ボルヌ首相、自転車振興プランの増強を予告

投稿日: カテゴリー: 日刊メディアダイジェスト

ボルヌ首相は9月20日、自転車振興プランについて発表した。2018年に開始された7ヵ年計画を一段と強化する。
ボルヌ首相は、2018年に現行プランが開始された際に運輸相としてこの案件を担当していた。首相として引き続き力強く振興を目指す意志を表明。具体的に、2023年中に2億5000万ユーロの予算を新たに準備し、自治体による設備投資の支援に充当する方針を確認した。うち2億ユーロは自転車専用レーン等の整備に、5000万ユーロは駐輪施設等の整備に投資される。2018年開始の現行プランは、2025年までの期間を対象に3億5000万ユーロの予算を設定していたが、その規模がさらに増強される。ちなみに、現行プランの下ではこれまでに全国に1万4000kmの専用レーンが整備されたという。
首相はこのほか、自転車購入の援助金制度を継続する方針を確認。現行制度は、年内限りの予定で支給額が増額されており、電動アシスト自転車購入に最大400ユーロの援助金が支給されている(所得制限あり)。
首相はさらに国内の自転車産業の振興にも言及。このために関係省庁を集めた省間本部を今秋にも設置すると予告した。