クレティンスキー氏、パリ郊外のルマレ城館を買収へ

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パリ首都圏のエソンヌ県内にあるルマレ城館を、チェコの実業家ダニエル・クレティンスキー氏が買収する。高級ホテルに改装するという。
ルマレ城館は、パリ南方のバルサンジェルマン町(人口1400人)にある。18世紀のルイ16世の時代に建立された。瀟洒な城館から見渡せるような形で550メートルの矩形の水面が広がっており、さながら小ベルサイユという印象がある。19世紀末にタレーランの親類だったカステラーヌ侯爵と米国出身の富裕な妻アンナ・グールドにより買収され、今日までその末裔が所有しているが、維持費の高さから、数年前より売りに出されていた。
クレティンスキー氏は47才。その資産総額は50億ドル近くに上るとみられている。ルマレ城館の買収額は、報道によると4300万ユーロに上るといい、買収後は高級ホテルに改装し、40ヘクタールに上る敷地内の緑地を利用して乗馬コースを整備する計画だという。クレティンスキー氏側では報道についてコメントを拒否している。