Ebusco、ルノーのクレオン工場で電気バスを生産へ

投稿日: カテゴリー: 欧州自動車・モビリティ情報

オランダの電気バスメーカーEbuscoはフランスでの生産拠点として、ルノーのクレオン工場を選択した。フランスおよび南欧での事業展開を目指して、仏子会社の本社と欧州で2番目となる生産拠点を同工場に設置する。フランスの電気バス保有台数は欧州で最大であり、同社の発展にとってフランスは戦略的な市場だという。現地に生産拠点を確保することで、フランスの顧客へのサービスを改善し、また、公共交通機関の脱炭素化を目指す自治体などをターゲットに、新たな顧客の獲得にもつなげることを期待している。
ルノーのクレオン工場はルーアン都市圏にあり、2024年から年間60万台の電気モーターを生産するための再編に取組んでいる。2018年以来ですでに6億2000万ユーロの投資が行われた。
Ebuscoは電気バス生産のために2万1000平方メートルの床面積を確保し、1000万ユーロを投資して2023年末までに生産体制を整える予定で、年間500台の生産能力を見込む。350人の雇用が創出される見通しで、地元当局によると、クレオン工場におけるルノーの事業計画と抵触するものではなく、むしろルノーにとっては所有する不動産を有効活用する機会となるという。
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