政府、新型コロナウイルス対策の追加措置を発表

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カステックス首相とベラン保健相は5日夜に記者会見を開き、新型コロナウイルス対策の追加措置を発表した。厳しい制限措置の導入は見送った。
政府はこの機会に、ワクチン接種の加速を予告。65才以上の3回目接種について、予約なしに接種会場にて受け入れるとした。5-11才の接種については、15日より、健康上のリスクがある子供に限り、接種を任意で認めることが決まった。それ以外の子供については、保健当局の答申を得て、早ければ20日にも開始するとの展望を示した。
学校の衛生基準については、「第3段階」に9日より移行すると予告。これは具体的には、授業中と休み時間のいずれでもマスク着用が義務付けられることを意味する。屋内での激しいスポーツも制限の対象となる。
企業に対しては、可能な限りで、週に2-3日はリモートワークとするよう勧告。対面方式での会議も極力控えるよう求めた。
ディスコの営業は10日より、4週間の期限で禁止される。政府は禁止対象となる企業の支援を約束した。このほか、国民に対しては、歳末の機会までの間、私的な会合を差し控えるよう呼びかけた。
オミクロン株については、これまでに国内で25人の感染が確認された。うち21人は外国経由だが、4人は国内で感染した。ベラン保健相は、オミクロン株はデルタ株よりも感染力がさらに高い模様だが、より危険であるとは言えないと説明した。

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