ルノーと日産、バッテリーのシナジー強化を協議

投稿日: カテゴリー: 欧州自動車・モビリティ情報

ルノーのデメオCEOは、英フィナンシャルタイムズ紙が主催したイベント「Future of the car」の機会に、ルノーと日産自動車がバッテリーモジュールのシナジーを強化するために協議を進めていることを明らかにした。CEOは日産との間で様々な共通化について多くの決定を下しており、バッテリーモジュールも現在協議中の共通化の対象だと説明、これが実現すれば、ルノー・日産アライアンスは、同じバッテリーモジュールを搭載した電気自動車(EV)を100万台以上販売することができると述べた。
仏ラトリビューン紙によると、バッテリーは過去10年来、ルノー・日産アライアンスの弱点で、日産は独自のバッテリーモジュールを社内で開発し、ルノーはEV「ゾエ」のバッテリーモジュールを韓国のLGから調達してきた。バッテリーモジュールを共通化できるかどうかは、ゴーン事件で揺らいだアライアンスの将来に関する重要なテストとなる。また低迷している両社の業績回復にもつながることが期待される。