ルノーのデメオCEO、新たなブランドビジョンを提示

投稿日: カテゴリー: 欧州自動車・モビリティ情報

ルノーのデメオCEOは5月6日、「ルノー・トーク」と称するオンラインイベントで、新戦略プラン「ルノーリューション」におけるルノー・ブランドの新たなビジョン「ヌーベル・バーグ」を提示した。
●エネルギー移行のリーダーとして、ルノーは2030年に欧州でも最も「グリーンな」ブランドとなることを目指す。販売する自動車の9割を電気自動車(EV)とする。
●「ソフトウェア・レピュブリック」と命名された新たなソフトウェアを活用し、先端技術を用いたターンキーモビリティサービスを都市や自治体に提供する。ソフトウェアの開発には、サイバーセキュリティ、AI、データ処理、ソフトウェア、マイクロエレクトロニクスの各部門のリーダー的企業5社の2000人以上のエンジニアが協力する。
●欧州初の循環経済ハブ「Re-Factory」を構築し、年間にEVを含む12万台のリフォームとリサイクルを行い、より持続可能で、より責任あるビジネスモデルに移行する。リサイクルされる戦略的材料の8割近くを新たなバッテリーの材料として再利用する。2030年までに、ルノーは新車に用いられるリサイクル材料の割合が世界で最も高い自動車メーカーとなる。
●ルノーは上級セグメントの製品提供に注力する。2025年までに、CセグメントとDセグメントの新型モデル7種類を投入する。これらのモデルは全てEV仕様とする。「アルカナ」を皮切りに、「メガーヌE-TECH」のフルEVモデルとハイブリッドモデルなどを通じて、C/Dセグメントにおける最大の効率性と「 fun to drive 」を提供する。
デメオCEOはまた、最近披露したルノー・ブランドの新ロゴマークを来年から段階的に、新型車や販売網で導入する方針も予告した。従来よりも簡素化された新たなロゴは、人間的価値を優先し、開放性や透明性を象徴するものだと説明した。
https://fr.media.groupe.renault.com/actualites/renault-talk-1-nouvelle-vague-la-marque-renault-reaffirme-ses-ambitions-105d-e3532.html