ルトラン、800万ユーロを調達

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西部地方で地方都市間の高速鉄道路線の運行を目指す民間企業ルトラン(Le Train)が3日、800万ユーロの資金調達を完了したと発表した。2025年にも営業運転の開始を目指す。
今回の資金調達には、Aquiti Gestion(資産運用)、Charente Perigord Expansion(地元自治体の投資組織)、NACO(地元ヌーベルアキテーヌ地域圏等の投資会社)と、クラウドファンディングのTudigoが加わった。
ルトランは2020年の設立で、2022年の資金調達では、クレディミュチュエル・アルケアとクレディアグリコル・シャラントペリゴール地方金庫(いずれもリテール銀行)から出資を得た。2022年12月には鉄道会社として認可を取得し、開業に向けた準備を進めている。今回調達した資金は、情報処理システムの開発と、運転士、乗務員、営業担当のトレーニングに充当される。年内には再度資金調達を行い、試験運転の開始準備と人員の採用を進める。車両の調達では既にスペインのタルゴ(スペイン国鉄RENFE傘下)に10本の発注で合意を結んでいる。
ルトランは、ボルドー、レンヌ、ナント、トゥールを結ぶ西部地方の高速鉄道5路線を運行する計画で、ポワティエ、アングレーム、アンジェ、ラロシェル、アルカションにも乗り入れる。1日につき50列車を運行する計画で、年間の旅客数は300万人超を見込む。

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