猛暑から一変して豪雨、全国各地で被害

投稿日: カテゴリー: 日刊メディアダイジェスト

フランスでは、数日にわたる猛暑から一転して、17日から18日にかけて、全国各地で豪雨に見舞われた。コルシカ島など一部で大きな被害が出た。
16日夜から17日にかけては、パリ首都圏やローヌ川流域地域などを中心に、全国各地で集中豪雨が発生した。パリでは突風と大量降雨があり、メトロ駅が浸水するなどの騒ぎもあった。リヨンにも近いサンテティエンヌ市近郊では大量の雹が降った。地中海沿岸でも、1時間に数週間分の降水量を記録するところがあった。
折からの猛暑で、地中海から湿った暖かい空気が入り込み、激しい雷雨が発生した。厳しい干ばつに見舞われる中で、地面は極めて乾燥しており、そのために降水が地面に浸透せず、そのまま流れてゆき、これが洪水を引き起こすような場面も見られた。続く18日には、特にコルシカ島で豪雨による被害が発生。倒木の下敷きになるなどして5人が死亡し、数十人が負傷した。時速200km超と予想を超える突風も吹いたが、コルシカ島は警報の対象に含まれていなかったことから、十分な警戒ができずに被害が大きくなったとする批判の声も上がっている。