パリ・ミラノ間の直通列車、1年半ぶりに再開

投稿日: カテゴリー: 日刊メディアダイジェスト欧州レポート

パリ・ミラノ間の高速鉄道車両による直通列車の運行が再開された。土砂崩れを経て1年半近くも閉鎖されていた区間が開通した。
仏サボワ地方のラプラーズで2023年秋に大規模な土砂崩れがあり、線路が破壊された。付近の崖面は各所で脆くなっており、安全性を回復するために大がかりな工事が必要となった。1年半近くの工事を経て、ようやく運転が再開された。
土砂崩れがあった区間を含めて、パリ・ミラノ間には高速運転に対応していない線路も多い。直行列車は、機材は高速鉄道車両を用いているものの、パリ・ミラノ間の所要時間は6-7時間がかかる。それでも需要は大きく、例えば3月31日(月)に、乗車率はパリ発時点で94%、両国国境間に限ると100%に上った。この路線には、2021年12月より、伊トレニタリアが乗り入れているが、今回の再開では、閉鎖前と同じ1日5往復をトレニタリアと仏国鉄SNCFが分け合う形でスタートした。トレニタリアはフランス国内の高速鉄道市場にも参入を果たしており、この6月には、パリ・マルセイユ間の運行を開始する予定。SNCFもイタリア国内市場への参入を計画しており、2026年末にトリノ・ベネチア間とミラノ・ローマ・ナポリ間の運行開始を目指している。