レゼコー紙の依頼で行われている月例調査によると、マクロン大統領の支持率は1月に18%となり、前月から3ポイントの大幅低下を記録した。6ヵ月前の水準と比べると9ポイントの低下となり、2017年の就任以来で最低の水準に下がった。20%台を割り込むのはこれが初めて。
この調査は、「政策を遂行する上で信頼する」と答えた人の割合を支持率としている。「信頼しない」と答えた人は76%と多く、「まったく信頼しない」は全体の半数近く(47%)にまで達した。解散総選挙以来の政局の混迷に国民は厳しい判断を下している。
他方、新たに就任したバイルー首相にとっては、今回が初めての支持率調査となったが、首相の支持率は20%と低かった。同様に厳しい状況の中で就任し、短命に終わった前任者のバルニエ首相の就任時(30%超)よりもさらに低い水準にとどまった。
他方、主な政治家を選んで好感度を調べる別の調査では、極右RNのバルデラ党首(38%)とマリーヌ・ルペン下院議員団団長(37%)がともに上昇を記録し、2位と3位の地位につけた。首位のフィリップ元首相(42%)との差を縮めた。他方、タカ派で通っているダルマナン法相(32%)とルタイヨー内相(31%)も支持率が4-5ポイントの大幅上昇を記録した。