エールフランスは2025年年頭より、短中距離便で軽食提供の有料サービスを試験導入する。詳細については発表されていない。
対象となるのは4時間以内のフライトで、リスボン(ポルトガル)やヘルシンキ(フィンランド)などまでの中距離便が想定されている。ビジネスクラスについては従来サービスを維持、有料化では、無料サービス(水・コーヒー・紅茶と菓子)を継続しつつ、軽食などは有料化するという対応が図られる。
エールフランスは、長距離便においても受託手荷物を有料とする「ライト運賃」を導入するなど、LCCを意識した有料オプションにより収入の最大化を目指している。LCCにおいては、受託手荷物や軽食など有料オプションが収入の半分近くを占めているといい、利益が出るのは専ら有料オプションであるともいわれる。エールフランスが短中距離便において同じ土俵でやりあうとしたら、LCCとは明らかに差があるクオリティを打ち出して、料金を正当化できるかがカギになる。