パリ五輪準備:一部のメトロ駅が閉鎖に

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パリ五輪(7月26日開幕)の準備に向けて、この17日より市内の中心地にあるメトロ駅が一部閉鎖される。コンコルド駅では、既に5月17日よりメトロ12号線が停車せず、乗り換えが不可になっていたが、同駅ではこれに加えて、1号線と8号線の停車がなくなり、その乗り換えが不可になる。コンコルド広場は一部の競技の会場が設営されることになっており、メトロ駅は、1、8号線で9月1日まで、12号線で9月21日まで、それぞれ閉鎖される。1号線でコンコルドの隣の駅であるチュイルリーも6月17日から9月1日まで全面閉鎖される。同駅は規模が小さく、コンコルド駅を利用する人が流れ込んできた場合に極端に混雑することが予想されるため、コンコルド駅の閉鎖にあわせて閉鎖される。また、コンコルドの西側の隣駅であるシャンゼリゼ・クレマンソーも、7月20日から8月11日まで、また8月22日から9月8日まで、閉鎖される(1号線と13号線とも)。この界隈を利用する旅客はもっぱらマドレーヌ駅に集中することになる。
五輪開会式はセーヌ川の船舶によるパレードという異例の趣向で行われるが、セーヌ川沿いに見物席を設営する作業がやはり17日より開始される。7月8日からは、橋梁における設営が始まり、14日には対象の橋が通行止めとなる。このほか、7月18日より一部のメトロ駅が閉鎖される。状況は追って告知される。