仏政府、小型ロケット開発の4社を支援

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マクロン大統領は25日、海外県仏領ギアナを訪問する。大統領はこの機会に、クールー基地で組み立て中の欧州の新型ロケット「アリアン6」を見学する。アリアン5の打ち上げ終了に伴い、欧州は打上げ能力を失っており、アリアン6の初打上げは失敗を許されない重要性を帯びている。
大統領はこの訪問の機会に、小型ロケットを開発する仏ベンチャー企業4社に対する援助を公表する。4社は、欧州宇宙機関(ESA)が行うプロジェクト募集にも参加する。うち、LatitudeとHyPrSpaceは、それぞれ低軌道投入用の安価な小型ロケットの開発を進めている。Siriusと、MaiaSpace(アリアングループ傘下)は、中軌道に1.5トンまでの投入が可能なより大型のロケット開発を進めている。仏政府は、「フランス2030」投資プランの枠内で、合計で最大4億ユーロを支援する計画で、これらは、初回打上げ(プロジェクトにより2026-28年を予定)時のペイロード購入の契約付与の形で与えられ、成功が支援獲得の条件となる。