ダノン、バドワの着色ボトルを廃止:環境配慮で

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仏食品小売大手ダノンは22日、ボトルウォーター「バドワ」について、着色ボトルを廃止し、透明ボトルに切り替えると発表した。ボトルへの100%リサイクルを可能にする体制を整える。
バドワはスパークリングウォーターで、炭酸の含有量が少ない「緑」と、多い「赤」の2種類がある。これまでPETボトルのバージョンでは緑又は赤の着色ボトルで販売されていたが、これをいずれも透明のPETボトルに切り替える。22日より新ボトルでの販売を開始し、旧ボトルは順次フェーズアウトする。新ボトルでも、ラベルとキャップは従来の色を維持し、消費者に混乱を招かないようにする。
PETボトルを回収し、これをリサイクル材料として用いてPETボトルを製造するという体制が最近に確立したが、着色PETボトルではこれができず、リサイクル材料としての用途は限られていた。ダノンは去る1月に、プラスチックに関して企業の環境注意義務を果たしていないと主張する環境保護団体によりパリ地裁に提訴されており、これを受けて、バドワの着色PETボトルを全廃することを決めた。ダノンは、この決定により、容器包装の100%リサイクル化(リユース、コンポスト化含む)に向けて大きく前進すると説明している。