フランスで季節性インフルエンザの流行開始

投稿日: カテゴリー: 日刊メディアダイジェスト

仏保健当局が11月30日に発表した週報(11月21-27日)によると、ブルターニュ地域圏とノルマンディー地域圏で季節性インフルエンザが流行期に入った。またパリ首都圏(イルドフランス地域圏)を含む6地域圏は流行の前段階にある。今シーズン(2022/2023)は季節性インフルエンザの流行開始が早かった。ちなみに、昨シーズン(2021-2022)は春にピークを迎えていた。
当局によると、今シーズンの被害はまだ死者3人、集中治療室の入院患者が20人ほどで、感染状況はさほど深刻ではない。しかし、ここ数日来、新型コロナウイルスの感染が急拡大し、乳幼児がかかりやすい細気管支炎の流行が過去10年来で最大規模に達していることから、当局は季節性インフルエンザの予防接種を急ぐよう呼びかけた。特に感染リスクが高い65才以上の高齢者に接種を促している。