新生児命名ランキング:女児はジャド、男児はガブリエルが首位

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新生児命名のランキングを掲載する名鑑「L’Officiel des prenoms」の2023年版が9月1日に刊行される。ルパリジャン紙が8月29日付でその内容を報じた。
ランキングは前年までと大きな変化はない。女児の場合はジャド(Jade)が1位で、以下、ルイーズ(Louise)、エマ(Emma)、アンブル(Ambre)、アリス(Alice)、アルバ(Alba)、ローズ(Rose)、アナ(Anna)、ロミー(Romy)、ミア(Mia)が続く。男児の場合はガブリエル(Gabriel)が1位で、以下、レオ(Leo)、ラファエル(Raphael)、アルチュール(Arthur)、ルイ(Louis)、ジュール(Jules)、マエル(Mael)、アダム(Adam)、ギャバン(Gabin)、ノア(Noah)が続く。
名前には流行があり、ひと昔前に流行った名前は陳腐化して、その子どもが青年期を迎えるころにはかっこ悪い名前として認識されるようになるというリスクがある。現在だと、例えば20代以上に多いケビン(Kevin)という名前にそのような悪評がある。この罠にはまらないようにするには、今後も続きそうな傾向の名前に賭けることが必要になるが、見定めるのは容易ではない。全体の傾向としては、異文化由来の名前の命名は不易流行であるといい、最近では、男子の名前ではイザク(Isaac)やノエ(Noe)がこれに当たる。レトロな名前も流行っており、女児ならエマ、ルイーズなどが、男児ならジュールなどがこれに当たるが、最近では、セレスタン(Celestin)、エドガー(Edgar)、マドレーヌ(Madeleine)、マルグリット(Margurite)などの人気が上昇している。1940年代に流行った、エット(ette)で終わる女児の名前も人気が高まっているらしい。