法定最低賃金(SMIC)とリブレA利回り、8月1日付で改定に

投稿日: カテゴリー: 日刊メディアダイジェスト

8月1日付で各種の改定がなされた。インフレ率に連動する形で、法定最低賃金(SMIC)とリブレA(利息非課税の貯蓄口座)の利回りが改定された。
法定最低賃金(SMIC)は2.01%引き上げられた。月額・手取りでは1302.64ユーロから1329.06ユーロに増額された。SMICは毎年1月1日にインフレ率と賃金上昇実績に連動する形で改定されるが、インフレ率が2ポイント以上上昇するごとに自動改定される規定になっている。今年に入って、5月1日付で2.65%の引き上げがなされており、年次改定を除くと引き上げは今回が2回目。
リブレAの利回りは2月1日と8月1日に、インフレ率などを踏まえて改定される規定になっている。リブレAと、姉妹口座であるLDDSは利回りが1%から2%へ引き上げられる。また、所得税非課税世帯のみが開設できる貯蓄口座LEPでは、利回りが2.2%から4.6%へと大きく引き上げられる。
このほか、燃料価格の割引制度(1リットル当たり15-18ユーロセント)は8月末日まで延長された。また、国会審議中の関連法案が正式に成立すれば、年金、身障者手当、生活保障手当等の支給額に、7月1日に遡って4%の増額が適用される。