仏プレジャーボート大手のベネトウは、フル電動のモーターボートの量産に乗り出すことを決めた。米国市場向けに2023年春に発売する。
ベネトウはこの開発でカナダのベンチャー企業ビジョン・マリンテクノロジーズ(Vision Marine Technologies)と提携した。ビジョン社が開発した電動船外機は出力が180馬力、70kWhの蓄電池を搭載する。タスクにより航続時間は4-8時間程度。今年春にプロトタイプで試験運航を重ねて、量産化のめどをつけた。
フル電動モデルは、「Four Winns」シリーズの下で手始めに米国市場向けに発売される。全長20フィート(6-7メートル)のバージョンが2023年春に発売される予定。従来型のモデルと比べて価格は50%高めに設定される。バッテリー寿命を管理するIoT型のソリューションもあわせて提供される予定。
ベネトウは従業員数が4000人、2021年の年商は12億ユーロに上った。